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2022/04/03
【 残された風景 - 吉岡 健 絵画展 - 】のお知らせ
スクラッチ画による絵画展のお知らせです。
あまり一般的に知られている画法ではないかもしれませんが、この機会に是非ごゆっくりとお楽しみください。
【 残された風景 - 吉岡 健 絵画展 - 】
*日時 : 5/19(木)- 5/22(日)
10:30 - 18:00
(最終日のみ17:30まで)
*場所 : atelier Linden
*作者プロフィール & スクラッチ画について
【吉岡 健】
武蔵野美術大学造形学部油絵学科・筑波大学大学院芸術専攻を修了し、私立逗子開成中学校
高等学校に芸術科教諭として勤務。2020年退職。現在学校での映像教育の普及を目指して
「映画技術講座」という講演活動を行っている。
【スクラッチ画とは】
普段私たちは絵を描く時に、白い紙に黒い線で描いていきます。
「スクラッチ画」は、それとは逆です。白色のボードの上に黒い塗料を塗り、その表面を
ニードル(針)で引っかくと白い線が浮かび上がります。この白線を使って絵を描きます。
スクラッチ画の中で明るくしたい箇所は、白い線をクロスするように何度も重ねます。
線の密度が高ければ高いほど、明るい・白い面となります。
スクラッチ画は19世紀にイギリスで始まった技術です。木版画やエッチングなどの代用品として発達し、
1930年代から50年代にかけては新聞・雑誌の広告や戯画や挿絵として頻繁に使われました。
スクラッチ画を描く作家の方はいらっしゃいますが、スクラッチ画だけを自分の表現手段
としている人はあまり見かけません。
そういう意味では、珍しい画材なのかもしれません。